10.31.2019

誰の為でもない自分の為に



岡山からヨガ仲間がやって来た




彼女と出会ったのは何年前だろう
タイでのヨガのティーチャートレーニング
で知り合って以来、日本では会う事はなく
毎年のように海外で会っていた




私が横浜に引っ越して来てから彼女と会った
のはこれで2回目




日本で会う事のなかった友達とこうして会える
ようになったのも横浜に来た喜びの一つだ




お互いの近況を報告しあう
彼女は昨日受けたワークショップの事
私はハイヒールでのレッスンの事




ヨガスタジオは沢山あるので
やはり今流行りのヨガの傾向は存在し
世の中の流れもある
目指している方向も様々で
ヨガの種類も数えきれないほどある




ワークショップも今では日本ではほとんど受けて
いなかったのだが、やはり人口が多い関東では
様々な先生がいるからいろいろと興味深い
そんな風に情報交換をしていた




彼女は以前から言っていた




みどりちゃんはできるのにやらない




そう言われる度に
彼女がそう思ってくれるのは嬉しいけれど
自分にはそんな力はないと思っていた




だがハイヒールのコンサルティングを受けて
いる今、将来どう展開したいか考えていると
話した




友人はヨガスタジオを経営して7年になるが
立ち上げた動機、立ち上げ方
そして最近展開している事、お金の事
意識の事に付いて話してくれた




普通は簡単に話す内容ではなく
ましてや同業の私に話す事ではないだろう




だがそれは同業や損得などを超えた
友情と愛だけで話してくれた事だった




彼女の本気を見せられた気がした
本気で私にやってほしいと願っている




そして同じように世の中へ出せるようにと本気で
指導してくださるAsami先生にも出会った




ここまで惜しみなく与えてくれる人達と出会い
後は自分だけという状況になった




ソワソワモヤモヤの原因は
これだったのかもしれない




心構えはできたのか
自分に問いかける





誰の為でもない自分の為にやる




自分の為に精一杯やった事
その先に無限に広がっていく世界を見る





10.30.2019

体に現れたマインド



週に一度のハイヒールレッスン




今日は素足のエクササイズから
全くもって軸が取れなかった




途中、Asami先生が
みどりさん
珍しくいつもよりテンポが早いですね
と仰った




今日は朝からソワソワとしていた
落ち着かない気持ちだったり
やけに人の事が気になったり
なんだか不安定な気持ちだった事を思い出した




それをAsami先生にお伝えし
体は本当に嘘発見器のようですよね
と優しく仰るのを聞きながら
なんだか泣きたいような気持ちになる




レッスンの終わり頃
もう一つの理由に気がついた
着ていたワンピースが大きかったのだ




着た時から大きいなとは思っていたのだが
最近買ったばかりの気にいっていたワンピース
な事もあって着たのだった





理想のBody メイキングコースが終わり
5キロ大きくなってから買った服が
どんどんゆるくなっていた




体型の変化が落ち着いてから新しい服を買おう
思うんですコンサルティングの時に
Asami先生にそうお話しすると
みどりさん、今買った方がいいですよ
と仰ったのだった




レッスンの途中でワンピースの大きさが
気になってしょうがない




腰に手をあてる度
お腹から感じる服とのスペース
下着が見えないかしらと心配する
居心地が悪く集中が削がれる
何よりも自信が持てない




身体に合わないワンピースも
心を不安定にさせる原因の一つだった




身体に合わないものを着る事がこんなにも
心に影響するとは思わなかった
今までそんな風に感じたことはなかった





不安定な心に加えてハイヒールレッスンも
全く上手くいかずネガティブに捉えてしまいそう
になった




だがこれは私がこのままのステージにいるのでは
ダメだと大いなる所から言われていると気がついた




身体に合わないものを着てる場合ではない
Asami先生にもアドバイスいただいていたのに・・





最近時始まったコンサルティングのアウトプット
でも自分の言葉の足りなさ
滑舌の悪さにガッカリし
上手くできないと落ち込み、悩んだ





上手くできなくて当たり前だ
だから教えて頂いている




落ち込んで悩んでいる場合ではないのに
ただ自分を甘やかしていたのだ





私や私の周りが凄まじいスピードで変化している
に付いて行っていなかった
付いて行けてない
付いて行こうともしていなかった





Asami-Paris チームのHiromiさんが綴られていた
追い出しの法則を思い出す




私も現状から追い出しにかかっているのだろう






私は怖がりで変化するのが怖い
変化を渇望しているのにいつも怖かった





だがしっかりと本気で勇気を出さなくてはならない





それをガツンと突きつけられた今日のレッスン







10.29.2019

片付ける才能


私は物の配置を考えるのが苦手だ
所謂、片付ける才能がない




我が家に遊びにくる友人達は居心地が良い
言ってくれるし、私自身も居心地は良い
がどうにも機能的に片付けることがで
ない




片付けが苦手とわかっているので
今回の家では収納を多くした




特にキッチンは機能的で美しい友人の家を
参考にしアドバイスをもらいとにかく美しく
収納できるようにとこだわった
おかげでキッチンは物の置き場所を自分で
考える必要がないのでとても楽だ




問題は他の場所だ
収納が多いので何も考えずにしまった結果
当たり前だがとても使い心地が悪くストレス
を感じる状態となった




月曜日は久しぶりに何も予定がなかったので
この状態を打破するべく壁面にある二つの収納
から物を全部出した




そして考える
どこに何をどう置いたらいいか




だが考えだすとすぐに瞑想状態のようになり
何も思いつかない




これではいけないと考える
また瞑想状態になる




瞑想しようと思ってするよりもよっぽど簡単
瞑想に入れるほどに頭が動かない




結局これがベストだと思える配置ではないけれ
前よりはいいかなというレベルに落ち着いた





次にクローゼットの整理をしようと向かった
ここでも何をどうしたものかと考えるが思い
つかない





まずはこの一年で着ていない服を捨てる事
にした





45リットルに3袋のもいらない服がでた




だが今年は着てないけど気に入った服があり
それを捨てることができず保留したものも
あるのでもっと増えそうだが
ここは前よりはマシというレベルだ





まだまだ他の収納場所があるが
片付けも苦手でなおかつ好きでもないので
いよいよ嫌になってしまい終了




随分前に、私はなんでこんなにも片付けが苦手
なのかと少しだけ悩んだことがあった




結婚して家事をやるのは女性という意識が
多少あり、それが苦手という事は自分に女性と
しての欠陥があるように感じたのかもしれない




だが夫に家事が上手いから結婚した訳じゃない
からと慰められた上で、片付ける才能はないの
だから上手くやろうとしない方が良いと言われ
少し複雑な思いだが気が楽になった




だがやはり機能的に片付けてある家に住みたい
と思う





世の中には片付けアドバイザーという方がいる
ようなのでお願いしようと探してみると我が家
周辺の方はなかなか予約が取れない状況のようだ





片付けが苦手な人は私だけではないと少しホッ
する




片付けのプロのアドバイスを待つ間に
私ができる事はいらない物を見極めて捨てる事




まずはコツコツと捨てていこうと思う



10.28.2019

救われた木


近所に程よい大きさの公園があり
沢山の大きな木があるが
その中に一本だけほっそりとした
八重桜の木がある




我が家の周りの子ども達はみんな元気一杯
で走り回り、大きな木で木登りする
今も子ども達が木登りするのだと思うと嬉しい




だがなぜかほっそりした八重桜の木に対して
子ども達は情熱を持って力を合わせて抜こうと
するのだ




わざわざロープを持ってきて引っ張ったり
四人かがりでぶら下がったりとにかく激しい




こんなに細い木だが春には大きな八重桜
咲かせているのも知っていたので
私は何とかならないかなあといつも思っていた




ある日、女の子達のグループがいつになく
執拗に細い木を抜こうと繰り返していた
どんどん興奮が高まり奇声をあげている




あんまりの事に心が痛み、そろそろちょっと
声をかけようかなと思っていたところ
おじいさんが現れて




そんな事をしたら木が可哀想だよ
みんなの木だから大切にしなくちゃね




と優しく言って、結んでいた紐を解かせた
私が言うよりずっと良かったし
自然の大切さまで伝えてくれて嬉しかった





その後も何度も子ども達の襲撃にあいながら
生き延びていた細い木を見守り続けていた
が先日の台風でとうとう倒れてしまった





何人かの人が添え木をしたりして治したりして
いたが誰かが連絡したのだろう
役所の人たちがブルドーザーと共に現れた




危ないからと言う理由できっと抜かれてしまう
のだろうなととても悲しい気持ちでいたが
周りに黄色いテープで囲まれしっかりと
植え直され、斜めになっていたところを
まっすぐにされしっかりとなった




黄色いテープがあるので誰も入れないようにも
なっているしむしろ前より良い状態となった




しばらくの間葉っぱは下に垂れ下がり
枯れないか心配していたがそれも大丈夫なようだ





引っ越してきて1年間
毎日心配していた八重桜がこんな形で救われた
ことで私はさらにこの土地が好きになった






10.26.2019

痛みを抱きしめる



私たち夫婦は今年で結婚12年目を迎えた
いざこうして時が過ぎてみるとあっという間だ




私はこれが二度目の結婚なので
自分でも悪趣味であるとわかっているが
結婚は簡単だが離婚は大変だというジョークを
時々言うのだが、離婚経験者の方のほとんどは
口を揃えてその通りと仰る




実際のところ結婚もそれほど楽ではないのだが
いかに円満と言えどもパートナーシップの解消
というのはとても消耗し、痛みを伴うものだ
少なくとも私はそうだった




誰もがそうだと思うが
私は幸せでいたい
追い求めていると言ってもいい




だが誰かと共に過ごしながら
全て自分の思い通りになどはいかない
それがわからなかった私は人を傷つけた




人を傷つけた事で自分も傷つく




傷つけられた相手にしてみれば
傷ついたのは自分の方だと言うだろう
その通りだ




ある日、ヨガと瞑想の仲間でもある同僚と
帰り道を歩いている時にふと




人を傷つけた事が私の傷になっている
人の事は許せるのに自分を許せない
神様に許して下さいとも言えない
だって自分が悪いから・・・




と何の前振りもなく
突然その言葉だけがポツリと口から出た事があった




聞いていた彼女の目に涙が浮かんだ
そしてこう答えた




その時はそうするしかなかったんだよ
その時の自分は若くて未熟だった
だからそれに対処する術もなかったんだよね
私も未熟だった自分を許してあげようと思うんだよ




いつも穏やかな彼女もきっと痛みを抱えていた
お互い何があったのかを聞く事はなく
私も少し泣き、駅まで歩いた




過去は取り返しがつかない
だが月並みな言葉だが学ぶ事はできる




今の人生を選んだ事を後悔はしていないが
自分のした事の後悔は沢山ある
それは痛みとして私の内側にあり
時々顔を出し私を苦しめる




だが人はその痛みを抱えたまま
幸せになる力もある




時々全て忘れたくなる
だがそんな事はできない




未熟だった私を私が慰める
そうするしかなかったんだね




痛みも幸せも丸ごと自分を抱きしめる




それが今の私に繋がっているのだから




10.25.2019

夢を現実に



12センチのクラシカルはどうでしたか?
とAsami先生が仰ったので
履いて立つだけでもグラグラするし
一歩も歩けませんでした
とお伝えした




そうですか
と頷いたAsami先生は
みどりさんが12センチをどのような感じで
履いているか拝見したいので履いてみて下さい
仰るので履いてみた




急斜面のように全体重が爪先に集まり母指球で
押す余裕はゼロパーセントで脱げそうになる




ヨタヨタと画面に戻ると
椅子を用意して下さいと仰る




まさか!と思った時にはもう母指球を鍛える
エクササイズが始まり
ヨロヨロながらも最後には数歩歩いていた




Asami先生がニッコリと
みどりさん、12センチでも歩けましたね
と仰った




思わず私は子どものように
本当ですね!と声を上げてしまった
またしてもAsami先生マジックである




今週は気分が落ち込んでいた
台風が立て続けに来ているので気圧の変化のせいか
急に気温がグッと下がったせいか
はたまた生理前なのか





今月は新しい治療が始まったこともあり
長い生理が二回もあった
いつも生理前一週間から対策を始めるのだが
どこが一週間前がわからなかった事もあり
それも理由なのかもしれない
そして週に数回のクリニック通いにもストレス
を感じていた




塞ぎの虫が顔を出すたびに
そこに気分を持っていかないようにしていたが
だんだんと疲れていき、いっそ落ち込みに身を
任せたい気分だった




それがレッスンを終えた途端
声を上げるほどの喜びに変わった




出来なかった事が出来た達成感もあるが
Asami先生のエネルギーに触れ
私の気持ちが引き上がったからだ




実際、画面に映るAsami先生とTifannyちゃん
の頭を見ただけでスッと気持ちが変わった





Asami先生はmm単位にこだわり指導されるが
それは単に厳しかったり無理に力以上の事を
させたりするのではない




潜在的な力をグッと引き出す指導をされる
私自身ができると思っていなかった事を見極め
引き出してくださる




この一流のレッスンを受ける事で昇華する




スカイプの画面を切ると現実に戻る
あれは夢だったのかな




だけど憂鬱はもうない




いつかこの夢が自分自身の現実になるように