レッスンでルブタンデビューをした
今までのジミー・チュウの10センチでも
うまくできたなどと思ったことはないが
ルブタンはそれ以上、比べものにならない
ほどにうまくいかない
足を入れた時の気分はと言えば
中国の纏足とはこんな感じだったのだろう・・
という情けない感想
歩いてみるとグラグラとして
母指球がどこかもわからない
素足のエクササイズですでに指摘されていた
左腹筋の抜け、上体の傾きが
何倍もの大きさで現れる
片足になると肩甲骨を寄せられない
フラミンゴでは体重が外側に逃げ
古傷のある左足首外側が痛くなる
嘘発見器どころではない
嘘すらつけない
最近、ジミー・チュウを履いた時の
自分の脚のラインが好きだと感じていた
だがルブタンを履いた時の足は
何だか違っていた
O脚が強調されて見えるし
腿の張りも大きく見える
脹脛の筋肉がムキムキになる
ルブタンを履いた足がやけに小さく見える
だからルブタンを手に入れてからも
ジミー・チュウを履いていた
美しい靴を履いたからといって
魔法がおこるわけではなかった
むしろ現実を突きつけられ
魔法が解けたような気分だ
レッスンを受けて理由がわかった
うまく歩けないなどということではない
私を美しく見せるどころか
私の弱点を暴くルブタンを信用せず
ルブタンも私に媚びることはない
これは人間関係でも言えることだろう
心を開いてない相手に手を貸すのは難しい
正しい筋肉のポジションで
履けていないから脚が美しく見えない
そもそも筋肉が使えてないから
正しい筋肉のポジションにならない
そう教えてくれたルブタンがいるのに
ジミー・チュウは優しかったな・・・
と元彼を懐かしむように思う
レッスンの最後にAsami先生が仰った
これからはルブタンにエネルギーを
合わせていきましょう
そうするとさらに世界が変わりますよ
そう、エネルギーがあっていないのだ
レッスン後にそっとジミー・チュウを履いてみた
歩くとフラットシューズのように感じた
なんだか少し感激した
ジミー・チュウをクリアしたなどとは
決して思っていない
だが、あんなに大変だと思っていたのに
フラットシューズのように感じるように
なったとは・・
最初からルブタンで練習していたら
また違った結果になったのかもしれない
でも私にはこの過程も良かったと思う
経験は無駄にならない
ジミー・チュウを初めに選んだのは
意味があった
私に穏やかに自信をくれたジミー・チュウに
ありがとうという気持ちでいっぱいだ
また明日から新しくスタートする
エネルギーを合わせていけるように
0 件のコメント:
コメントを投稿