12.03.2020

自分の魂、本質を見つめる






人間には様々なアイデンティティがあり
それによって私たちは私たちであるとも
言えます




自分を見失う時
アイデンティティがクライシスする時
深刻な状況に陥ってしまう事がありますが
そもそも、そのアイデンティティを形作る
ものとは一体なんでしょうか




名前、職業、教育、地位、国籍、性別
キャリア、資格、結婚、独身 etc..




同じ日に生まれ
同じ家庭に育ち
同じ教育を受けたとしても
人生が違うものになるのは
一卵性双生児の私の母と叔母が
証明してくれています




私の母と叔母は同じ容姿で
同じタイミングで頭痛になり
2人の独自の世界観を持ち
行動を共にする事が多い
一心同体のような双子ですが
全く違う人生を歩んでいます




母と叔母の場合は
結婚相手により、お互いの人生が
大きく変わったように思いますが
一つ一つの判断は当たり前に個人で
行っていきますから違って当然です




ですが母と叔母の本質は変わらず
周りの環境に影響されて
変わっているように見えますが
2人の世界は変わっていません




2人は子供の頃から変わらず
阿吽の呼吸で意思疎通ができ
伴侶や子供にもわからない領域
彼女たちの本質を共有しています




何者かであるという後付けの
アイデンティティーでもなく
「私そのもの」という領域での
意思疎通なのです




アイデンティティーを形作るために
私たちは時間やお金やエネルギーを
投資しますが、それは生きる上で
とても大切な事です




ですが状況によって変わることのある
アイデンティティーだけに重きを置く
ことは時には危ういことです




状況や環境によって変わることなく
誰かと比べたり格付けすることなく
ただ自分の本質であるマインドに
目を向けること




般若心経の導入部分にあたる
観自在菩薩の観自在とは
いろいろなものを観察する事が
自在であるということです




心を澄ませ
心の感度を上げて
まずは自分の本質を見つめる事




他の誰かではなく
あなたが探しているものは
既にあなたの中にあるのです



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