時々お仕事でご一緒させて頂く
ご高齢の神父様とお茶を飲みながら
何かのおしゃべりしていた時に
「僕はさ、人の悩みを聞くのが
嫌いなんだよね」
とあっさりと優雅に仰ったので
飲んでいたお茶を吹き出しそうになり
神父様なのに!と大笑いしました
神父様が住んでいる修道院には
様々な国出身の神父様が住んでいて
生活様式はヨーロッパですが
茶道などで所作の訓練
そして言葉を最低でも2年間
しっかりと学ばれた後で
世の中に出ると仰っていました
日本では神父様が街を歩いている事に
出会すのはほとんどありませんが
イタリアでは街のあちこちで神父様や
シスターに遭遇します
確かに街で遭遇する神父様たちの物腰は
静かで落ち着きのある美しい動きで
シスター達より優雅な印象すらあります
そして冒頭の悩みの話しを聞く
傾聴の態度というものも
後付けの教育の部分が大いに
あるということです
イタリアの街角で見た神父様達や
お知り合いの神父様の話しを聞く
様子はとても優雅です
どこか中性的な神父様のお話しすると
年齢や性別、国境や時代をも超えて
歴史すら感じる美しさを見る事ができ
高僧の方達にも同様に感じる
男性の聖なる美しさに憧れを抱きます
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