我が家の庭の向こうには公園がある
緑豊かな公園で憩いの場となっている
最近その公園に大学生か高校生くらい
の青年たち数人が集まるようになった
外出自粛中だが仲間とお喋りしたい
気持ちもわかるとは思っていたが
その内、音楽をかけたりするように
なった
彼らのお気に入りの音楽はHip-Hopで
音楽に合わせて踊ったりもしている
如何なるダンスも好きな私は期待するが
踊るのをすぐに辞めてしまう
そしてまた騒ぎだし
ただ煩い集団へと戻る
日本各地で公園で遊んでいる人を
通報する人が増えている
しっかりと自粛している人にとって
気にしない人達を見ると苦々しい思い
になるだろうし、小さなお子さんなど
は自分だって外で遊びたいと思うだろう
そんな思いもあり騒がしい彼らへの思いが
段々と苦々しいものへと変わってきていた
そんな中、一つの映画を見た
たまたまAmazon Primeのオススメ
であがったものだったが興味を
惹かれたものだった
タイトルはGULLY BOY(路地裏の青年)
インドで活躍するラッパーの実話を
元にしたストーリーだ
インドの抱える格差、スラム街
宗教差別、抑圧された社会から解放
されたいと願う若者が描かれている
後で知るがこの映画は2019年に封切り
されるとすぐに高評価を飛ばしヒット
した作品だった
どうやって這い上がっていけばいいのか
もわからず、自分を表現する場所もなく
チャンスを見つける事も、きっかけを
作る事も、燻る思いの意味もわからず
出口が見えないような思い
インドのスラムのような貧困はないが
公園で連んでいる若者たち
そして若かった頃の自分を重ね
心の貧困を思った
充実しているのであれば公園で
無駄に騒ぐ事もないのだろう
ダンスをもっと練習し
You Tubeにアップすれば
ブラブラしている暇もなくなるのに
とお節介な私は思う
良くも悪くも評価を得る事で
きっとやりがいができる
人生において自分を表現したいと
願う心は誰しもあると思う
それは世界に発信する事だけではなく
家族や友人との関わり、仕事の上でも
暮らしの中ででもできる
何かきっかけが見つかりますようにと
若者たちそして小さな頃の自分へ願う
燻る思いを吐き出し昇華させる場所へ
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