2019年11月21日木曜日

ゴッドファーザー、パパからの手紙





最上の業





この世の最上の業は何?
楽しい心で年をとり
働きたいけれども休み
喋りたいけれども黙り
失望しそうな時に希望し
従順に、平静に
おのれの十字架をになう





若者が元気いっぱいで
神の道を歩むのを見ても、ねたまず
人のために働くよりも
謙虚に人の世話になり
弱って、もはや人のために役立たずとも
親切で柔和であること





老いの重荷は神の賜物
古びた心に
これで最後の磨きをかける
まことのふるさとへ行くために





おのれをこの世につなぐくさりを
少しずつはがしていくのは
誠にえらい仕事





こうして何もできなくなれば
それを謙虚に承諾するのだ





神は最後に一番よい仕事を残してくださる
それは祈りだ
手は何もできない
けれども最後まで合掌できる
愛するすべての人の上に
神の恵みを求めるために





すべてをなし終えたら
臨終の床に神の声をきくだろう





「来よ
 我が友よ
 我なんじを見捨てじ」と





ホイヴェルス随想集
「人生の秋に」より


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