エクササイズが終わり、ハイヒール
履くと、一瞬、?となった
?の正体は12センチのクラシカル
レッスンの際、履き替えやすいよう
に普段ハイヒールを置いてある場所
から移動してくるのだが、10センチ
のクラシカルと間違えて持ってきた
のだった
最近の私はピンチ続きで12センチには
歯が立たず、レッスンは10センチで
行っている
失礼しますと言いながら10センチ を
取りに行き、足を入れるとホッとした
Asami先生をお待たせしているので
その時はすぐにレッスンモードに
戻ったのだが終了した後、気がついた
10センチのルブタンが私の足にしっくり
きた・・・と感じたのだ
見知らぬ人達の中にいた時に
友人を見つけたように
足を入れるとホッとした
だが私はまだグラグラしている
履きこなしてはいない
ただ優しいだけの友人ではない10センチの
クラシカルは、もっと腹筋を引き上げよと
何度も何度も私をふるい落とす
そんな10センチが、足を入れたあの瞬間
一瞬だが私を包み、私を安心させた
だが次の瞬間にはすぐ、あなたの腹筋が落ち
たり軸が取れなかったら、あなたとAsami先生
に即お知らせしますよと私に告げる
あなたが上手くいかない時も支えて
守ってあげるよという関係ではない
真実を告げることが私に最善だからだ
ジミー・チュウからルブタンに変えた時
ルブタンを履いてホッとする日が来るとは
到底思えなかった
ジミー・チュウの優しさに未練があった
ルブタンは私に告げる
あなたが上手くいかない時はすぐに伝える
決して有耶無耶にしたりはしない
だがあなたが履きこなせる時がきたら
私はあなたを最大限に美しくしてみせるよ
ルブタンは私にとってまだまだ厳しい相手だ
だが一瞬だけ、私をホッとさせてくれた
例えて言うのなら、いつもは厳格な人が
一瞬ウインクしてくれた、そんな感じだ
ルブタンの声に耳を傾ける
まだわからないことが沢山ある
それをAsami先生が通訳してくださる
闇雲に聞けばわかるというものではない
いつか通訳なしでわかるように
今日も耳をすます
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