8.30.2019

言葉とマインド




友人からアーマラキーという果実を乾燥させてパウダー状に
したものが送られてきた




アーマラキーとはビタミンなどの栄養が豊富な
抗酸化作用がある食べ物でアーユルヴェーダの薬草学では
最も強力な若返りと免疫力アップのフルーツと言われている




ビタミンCはレモン24個分
ボリフェノールは赤ワイン10杯分
熱にも強いのでこの粉末をお湯で溶いて飲む
素晴らしい効能があるアーマラキーだが
独特な酸味、砂を溶かしたような舌触りで飲みにくい




だが友人はこれを長年飲み続けているし
私も毎日ではないが札幌にいた10年間ほど飲んでいた




私と友人は所謂健康オタクで
そのレベルは変人の域に達していると笑い合う




上記のアーマラキーははっきり言えば不味いものだが
その効果を上回るため健康オタクの私は飲むが
大抵の人は飲みたがらない




彼女はマッサージのサロンをしているのだが
クライアントは女性が主で
多くの女性の共通の話題と言えばダイエットだ




アーマラキーはダイエットにも効果的なので
勧めてみるがとても美味しくないこともあり飲まない




ある日、彼女はその粉末を「痩せ薬」と思ってみたら?
と言うと飲み始める人が少し増えたと言う




呼び方が変わっても味は変わらないのに
言葉一つでこうも思いが変わるとは本当に面白い




彼女のクライアントには病気がちな人が多いので
健康になってほしいとの思いで飲んで欲しかったので
本来の思いとは違うがそれはそれでいいのだろう




言葉とは使い方一つで変わる




同じ事を言っても相手を傷つけてしまう人と
そうでない人がいるように




コンサルティングを始めてからは言葉に加えて
声の出し方、タイミング、間の取り方の大切さもわかった
これも意識する事でマインドも変わる




先日、郊外の道の駅の駐車場でちょうど車の通る軌道に
お年寄りの警備員さんが邪魔な位置で歩いていた




運転していた夫は
「全く邪魔なところを歩いて」
と言い、全くその通りだったのだが




「あの人のおかげでみんなあそこで無理矢理にでも
 スピードダウンするからいいんじゃない?
 身を呈して我々の安全を守ってくれているのよ」




と半分ふざけて返したのだが、夫は




「なんて素晴らしいマインドなんだ
 そんな風に思いつく事が本当に羨ましい」
 


と感嘆していた



だが私も邪魔だなと思っていたのだ
長距離運転している人をイラつかせるのは得策ではない
一緒になって文句を言っても仕方ない




機嫌が悪かったりホルモンが乱れているときは
このようにできない事がたくさんあるが
言葉とは取り返しがつかない
いつでも気をつけて使わなければならないと改めて思う







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