8.26.2019

何をどこで学ぶか




私はほぼ毎年タイにある古都チェンマイに滞在する
友人が住んでいるという事もあるが
主にヨガやタイマッサージの勉強や瞑想の為に行く



写真はタイのヨガ、一人で行うタイマッサージとも
言われるルーシー・ダットンを教えてもらえる
スクールのNapa先生と
クラスメイトのヨガ講師兼英語の教師のWendy



タイにはタイマッサージやルーシー・ダットンの
スクールが星の数ほどある
タイマッサージは寮に住み数ヶ月実習する本格的
なところや数日で認定証を出すスクールと様々だ



ルーシー・ダットンに至っては1日で認定証が発行され
さらには自分の生徒にも認定書を出せるようになる
というスクールまである



ヨガもそうだがこういったものは国家資格ではないので
はっきり言えば誰でも教えられる



私の知人の80歳の女性はヨガ講師で
彼女がまだ若い頃から教えているので講師歴は数十年だ



知識も豊富、年齢を想像できない若さがある彼女は
最近では皆が掲げているアメリカのヨガの認定証
などは持っていないが
持っている人よりもよっぽど信頼できる



私がこのルーシー・ダットンのスクールを選んだ決め手は
認定証をもらった後
その次のステップに上がるには
最低でも4ヶ月以上たたないとならないというところだった



ステップ1をしっかりと学び落とし込めてからではないと
ステップ2には理解できないからだ



私が選んだスクールは日本人にも人気があり
プライベートコースでは日本語でも受講できるのだが
私は理解に時間がかかる事もあり
毎日一日中マンツーマンはしんどいなとグループレッスンにした



だがそこに落とし穴があり振り分けられたのは
インターナショナルクラスだったのだ



英語が得意でない私はとても苦労した
全くわからない単語が無数にあり
とりあえずカタカナで書いておき
あとで調べるという毎日だった
休暇ついでに来たのに遊びに行く暇はなかった



ある日、休憩時間にWendyと話している時にふと
あまりにも英語のボキャブラリーが貧相過ぎて
面白くない話ししかできない事が
申し訳ないやら辛いやら悲しいやらで



英語が下手でごめんね
私は本当は話す事が大好きなの
でも英語が上手に話せない
あなたに沢山聞きたい事があるし
沢山伝えたい事があるのに・・



とたどたどとめちゃくちゃになりながら言うと
みどりはしっかり話してるよ
だからそんな風に思わないでほしい
と真剣に言ってくれて
その後、二人で泣いた



以来、私たちは一時間早く学校に行き復習と予習をした



ある日の私のノートにただ一言「肩甲骨」
とだけ書いてあるのを見て
その時の授業の内容をメールしてくれたりもした



1日で認定証の取れるスクールを選んでいたら
こんな経験はできなかっただろう



資格制度を否定している訳ではもちろんない
私も数えきれないほどの認定証を持っているし
それを受け取った時はとても嬉しい



1日で取った資格でも何百時間かかった資格でも
取ったその後が一番大切なのだ





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