8.20.2020
何気ない1日の幸せは人生の幸せ
みどりさん、横浜に住むということは
坂と共に暮らすということだよ
横浜の家を探している時に
どこも坂ばかりでと言った私に
知り合いの横浜出身の神父様が仰った
私が今住む家も例外なく坂のてっぺんで
出かける為には降りて登る必要がある
広々としていた札幌と比べると
主要な道にも関わらず狭いので
北海道出身の夫には信じられないようだった
道路もものすごく狭いのだが
こちらの人たちは渋滞の中でも
譲り合いながら運転している
本当に当たり前によく譲ってくれるので
広い道路をスピードを出して運転していた
夫はこの習慣にも驚いていた
今日は夫の誕生日なので地元の商店街に
彼の好きな三浦半島で取れる三崎マグロを
照りつける太陽の下、車で買い物へ出掛けた
買い物が終わり、交差点で信号待ちの間
車の中から行き交う人を見ていた
お洒落な人、そうでない人
美しい人やそうでもない人
楽しそうな人や忙しそうな人
変わった人や真面目そうな人
ちょっとした町なのに人がとても多い
その様子を見ながら
いろいろな人がいるっていいな
そんな風にふと思った
横浜には美しい景色や整備された街並みが
ある一方でカオスな場所や立ち入って
はいけないような街もある
私はそのどちらにも惹かれ
多様性のある街並みに住む人たち
そして自分もその一部であることにも
面白さを感じる
海の幸も山の幸も豊かにある土地で
若い頃から乗りたいと思っていた車で
クネクネとした坂道を自由に動き
ギラギラと照りつける太陽の暑さを
窓越しの肩に焼けるように感じ
そして心から今の幸せを感じた
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